開催の経緯とご挨拶
金宝町1丁目はJR岐阜駅と柳ヶ瀬商店街を結ぶほぼ中央に位置し、現在岐阜市で一番元気な街「玉宮通り」の一番北のエリアを担っています。 そして、以前には”がんばる商店街”にも選ばれた玉宮通りの中で、当発展会は岐阜市の”まちづくり推進者”という立場からも様々な活動の先頭に立ち、メディアの宣伝にも助けられ知名度を上げてまいりました。また、平成16年には国交省の「オープンカフェ」の社会実験を行い、落書き落しのクリーンアップ活動とも相まって”賑わいの街”になりました。
しかしながら繊維街の急速な衰退や路面電車の廃線により街の様相が急激に変化し、駅前から玉宮エリアの一帯は多くの飲み屋さんが占めるようになり、夜の町へと急速に変貌しつつあります。
私たちの住む玉宮通りは、@金神社の参道である、A文化センターに近い、B金公園との緑が多いこと等があげられ、野外の文化活動にも十分適していますが、街の状況は“飲み屋街=夜一色の商店街”になりつつあることであります。このことから、@子供が住みにくくなっている、A酒類のニオイが服につく、Bブティック等が存在しにくくなっている、C夜の騒音がうるさい等の問題も多く、商店街にとっても”安心安全な街”であるという姿が失われつつあります。
少し前の玉宮通りは旬でありました。新しいものと古いものが混在する「ごちゃまぜの面白さ!」というオデンのような雰囲気がありました。もちろん昔に戻ることは出来ませんが、未来に進む形=「つながる」という新しい環境を生み出すことは不可能では無いと考えます。
”商店街を愛しここに住みたいと思う人が増えること” これがいい街(良い街)になるもっとも大切な条件だと私たちは思っています。 そして今その仕組みづくりを急がないと岐阜市の表玄関となっている中心商店街が、また一つ消えるという危機を迎えることになります。
心のこもった活動は、やがて物語になりストーリーの中に対話が生まれる。私たちは今、中心商店街という物語を作り出すと願う”夢”と熱い思いがあります。
このことから、手始めとして他県のように音楽(ジャズ)で街中を元気にしたいと願い、今回の「”夢”ぎふジャズストリート」構想を練り上げ、知人、友人に呼びかけたところ、熱い思いに賛同した多くのメンバーが集まり、また心配された出演者も55グループほど参加して頂ける運びとなり、私達の念願の”夢”が現実の姿になろうとしております。
私たちはすべて素人の集団です。ジャズストのノウハウもありませんし十分な資金もありませんが、多くのジャズストのHPを参考にさせて頂き、メンバー一丸となって”夢”に向かってがんばっています。
あと一歩で私達の”夢”が現実の姿に変ろうとしています。是非皆さまの熱い声援と力強いご支援をよろしくお願い申し上げます。
平成25年9月21日
岐阜市金宝町1丁目発展会
会長 玉木 雅則